夜間工事のメリット・デメリット

先日まで舗装の夜間工事を行ってきました。


交通規制等で近隣住民の方、車や徒歩で通行された方々にご不便をおかけ致しましたが、ご協力頂きありがとうございました。

おかげさまで無事事故も無く終えることが出来ました。


夜間に行われる工事は、比較的道路の舗装工事が多いです。

それ以外にはインフラ整備のため、ガス管や水道管の点検、それに伴う修繕工事がよく行われております。



夜間工事のメリット


①交通規制

夜間に工事を行う最大の理由は、やはり交通量の問題です。

昼間に比べると交通量の少ない夜間は混雑が少ないため、作業車両や資材の移動等が迅速に行え、作業時間の短縮が期待できます。

単純に人通りも少ないので、第三者災害の危険性も軽減できます。

もし仮に昼間に通行止めにしてしまうと、周辺住民や商業施設、交通に与える影響が非常に大きくなってしまいます。


②深夜手当

これは夜勤に従事している人限定になってしまいますが、

深夜(午後10:00~午前5:00)に労働をさせた場合、原則として割増賃金を支払わなければなりません。

夜勤というのは大変ですが、多く稼げるメリットがあります。



夜間工事のデメリット


①現場内の安全管理

夜間工事は日中のような明るい環境ではないため、視界の悪さによって作業員同士のコミュニケーションが困難になります。

なのでしっかりと工程を把握し、予め全作業員が情報を共有しておくことが大切になります。

夜間工事を行う際には、バルーンライトと呼ばれる投光器(トップ写真)が用いられます。昨今はLED照明が一般的となったため、必要な照度を保ちやすくなりました。


②経費の増加

メリットで申し上げたように賃金が増えるため、人件費の増加

照明設備の設置などの追加の経費が掛かってしまいます。

夜間工事は昼間交通量の多い道路で行うことが多く、交通量が多いということは幹線道路であるということが窺えます。

大きく広範囲の工事となることが多いため、必然的に工期も長く設定されています。

作業日数が長ければ長いほど、多くの経費が掛かってしまうことがお分かりになると思います。



メリットもあればデメリットもあるのが夜間工事です。

夜は静かな分、騒音など気になる方も増えます。

もちろん、建設業法、道路交通法に則って作業を行っていますが、住民の方々の御協力の元、作業が行えることに日々感謝を致しております。


皆様が安心、安全に道路を使用でき、快適な生活を送れるよう

日々精進していきたいと思っております。




株式会社 弘和道路