アスファルト舗装の施工手順についてお話ししたいと思います。
今回は道路の基面となる『路床』を作ります。
路床とは舗装を支持している地盤の約1mの部分です。
路床の更に下を路体と言います。
また、道路の交通荷重の分散を期待するために、原地盤改良をし、
その改良した層を構築路床、その下部を路床(原地盤)といい、
併せて路床といいます
路床の作り方はまず、
ブルドーザー、又はモーターグレーダーで敷均してローラーで転圧します。
基本的には盛土や切土が行われた後から路床工は行われます。
場合によっては置換工法や安定処理工法で路床の強化をした後に、
路床整形をを行います。
路床は施行の基準となります。いくつかの注意点を意識して施工を心掛けて
いかなければなりません。
1.路床土を乱さないよう、必要以上の重機作業は避ける。
2.支持力が均一になるよう、軟弱盤、盛土部分等は入念に締固めるか
改良をする。
3.路床整正後に作業者を通す場合は、下層路盤の一層目を仕上げてから。
以上の注意点を心掛けながら作業をすることが大切です。
路床は道路の基礎となるとても大事な部分です。
もし軟弱な箇所があると、のちに致命的な影響を及ぼす可能性があります。
しっかりと※プルーフローリング試験を実施し、自身の目で確かめるようにしましょう。
※プルーフローリング試験とは
施工した路床にダンプトラック等を走行させ、輪荷重による表面の沈下量を
観測し、不良箇所を早期に発見する試験工法です。
以上、普段私たちが接している舗装版からははるかに深い、路床の施工についてお話しさせて頂きました。
少しでも、興味を持って頂けると嬉しく思います。
皆様が安心、安全に道路を使用でき、快適な生活を送れるよう
日々精進していきたいと思っております。
株式会社 弘和道路