まもなく10月を迎えようとしています。
『暑さ寒さも彼岸まで』とはよく言った物で、秋分の日を越えたあたりから気温も落ち着いてきた気もします。
ですが、まだまだ30℃超の日もあり熱中症の対策をしっかりと行う必要があります。
昨年は夏を過ぎても暑い日が続き、秋が来ないまま冬に突入したような四季の乱れがありました。
今年は10月初頭までは残暑が続き、それ以降はだんだんと秋の装いが訪れるであろうと発表がありました。
暦の上で10月は衣替えの季節です。
建設業の衣替えは季節の変わり目に関係する話題として、業界特有の視点でいくつか注目すべきポイントがあります。
以下に、最近の傾向や話題になりそうなトピックをいくつかご紹介します。
・建設業における衣替えとは?
建設業界での「衣替え」とは、主に作業服(ユニフォーム)を季節に応じて切り替えることを意味します。これは見た目の問題だけでなく、作業効率や安全性、熱中症対策、防寒対策にも大きく関係します。
1. 冬用電熱ウェアの導入
冬場の衣替えでは、防寒着に**ヒーター機能付きウェア(電熱ベスト、電熱ジャケット)**を採用する企業が増加しています。
衣服内部に炭素繊維や金属繊維を仕込んでおり、電気の力で発熱 → 身体を温める仕組みです。
・電熱ウェアのメリット
1.即暖性が高い
スイッチONで数十秒〜数分で暖まるため、朝の冷え込みや休憩後に特に有効。
2.作業効率向上
体が冷えにくくなるため、動きが鈍らず集中力も維持しやすい。
3.着ぶくれを抑えられる
厚着しなくても体を芯から温めるため、動きやすい。
4.現場に応じた温度調整が可能
多くのモデルで「強・中・弱」などのモード切替が可能。
寒いと身体は実際に硬くなります。
これは生理学的にも、筋肉や関節、神経の反応としてよく知られている現象です。
2.寒いと身体が硬くなる理由
1.筋肉の収縮・緊張
寒さにより筋肉が無意識に縮こまる(緊張状態になる)ため、動きがぎこちなくなる。
特に肩・首・背中に顕著。
2.血流の低下
気温が低いと末端の血管が収縮 → 血流が悪化 → 筋肉が酸素不足になり、硬くなる。
3.関節の可動域が狭まる
関節周辺の組織(靭帯や腱)も硬くなり、可動域が制限される。特に朝が顕著。
4.神経伝達速度の低下
寒いと神経の伝達速度が落ち、反応が鈍くなる。素早い動きが難しくなる。
5.姿勢の悪化
寒いと前かがみになったり、肩をすくめたりしやすく、余計に筋肉が固まりやすくなる。
具体的にどうなる?
1.肩こりや腰痛がひどくなる
2.ストレッチしても伸びにくい
3.動作が遅れる・反応が鈍い
4.つまずきや転倒のリスクが上がる(特に朝一番の作業)
5.手先の細かい作業がしづらくなる
3.建設現場では特に注意!
建設現場のように体を使う仕事では、寒さによって身体が硬くなると以下のようなリスクが増えます。
1.作業効率の低下
2.怪我(筋肉損傷・捻挫・転倒)
3.工具の取り扱いミス
4.反応の遅れによる事故リスク
◆対策方法◆
1.ウォームアップ
作業前にラジオ体操やストレッチを行い、筋肉を温める。
2.電熱ウェア・空調服ヒーター付き
衣類から身体を温めて、筋肉の冷えを防ぐ。
3.ホッカイロ・ネックウォーマー
体幹部(背中・腰・首)を温めると全体がほぐれやすい。
4.温かい飲み物の摂取
内側から体温を上げて、全身の血流を良くする。
5.定期的な休憩で動かす
長時間同じ姿勢で作業しないようにする。
※一言アドバイス
「寒いときほど、動く前に5分だけ体を温めましょう。事故予防にもなります。」
まとめ
いかがでしたでしょうか。
暑さには暑さの、寒さには寒さの対策が建設業では必要となります。
寒さ対策は「装備」「環境」「行動」の3つの柱で成り立ちます。
防寒着をまとい、しっかりとウォームアップを行い、全ての関係者と共有する安全教育を
行って事故や怪我に備えていきましょう。
株式会社 弘和道路

