全国労働衛生週間(準備期間)

目指そうよ二刀流 こころとからだの健康職場


今回の全国労働衛生週間のスローガンです。

恐らく、大谷選手にあやかったのであろう内容ですが、

スーパースターの影響力の大きさがうかがえますね。


労働衛生週間は10月1日~7日となります。

9月の1ヶ月間は準備期間として、周知、労働衛生活動の総点検

を行う期間となっています。


さて、労働衛生週間というものはどういったものなのかご存じでしょうか。


準備期間に実施する事項

 ・過重労働による健康障害防止 ・治療と仕事の両立支援

 ・職場におけるメンタルヘルス ・職場の熱中症予防対策の推進

 ・職場における転倒、腰痛災害の予防

 ・テレワークでの労働者の作業環境、健康確保

 ・化学物質による健康障害防止 

 ・小規模事業場における産業保健活動の充実

 ・石綿による健康障害防止   ・女性の健康課題への取組

 ・職場の受動喫煙防止


以上が準備期間の重点事項です。

たくさんありますが、どれもとても大切なことです。

労働衛生週間とは、労働者の健康を確保することを目的とした

活動なのです。



そんな中、私は先日東京で行われた労働衛生大会に参加してきました。

その中で講演がありまして、テーマは『コミュニケーション』

講師は関西ご出身の方で、時折冗談を交えながらとても達者なおしゃべりで、

先入観かも知れませんが、関西の方は話しが上手な人が多いなと思いました。

1時間ほどでしたが退屈することなく終え、人前で興味を引かせる話し方...、難しいですが勉強になりました。


今回の講演を通じて私が感じたコミュニケーションとは、

『良き人間関係の構築』ということでした。

機械には置換えられず、人にしか出来ない相手を思いやるという気持ち、

相手の気持ちを知る努力、こちらの気持ちを伝える努力、

これは、恋人や家族といった親しい関係でも必要なことだと思います。

ましてや、同僚や上司、部下といった関係性ならば努力無くして良き関係を

築こうなど、おこがましい考えだと感じました。



さて、具体的にどのようなことをしたら良いのか。

簡単ですが、私が講話を聞いて感じたことを述べさせて頂きたいと思います。


コミュニケーションに大切なこと

①相手の話を良く聞く

 基本中の基本だと感じました。

 関心を示すことが、受け入れてもらえる準備だと感じました。


②相手の意見を尊重する

 自分と意見が違うと感じても、一旦は受け入れることが大切。

 相手の思考が何故そう至ったかを理解できる可能性があると感じました。


③自分の意見をはっきり伝える

 これにはまず、自分を知っていること。

 自分の知る自分と他人の知る私を理解して、伝える努力が必要だと

 感じました。


④言葉遣い

 「礼儀作法は、敬愛の意を表する人間交際上の用具なれば、いやしくも、

 これをゆるがせにすべからず」 福沢諭吉

 敬語が煩わしいと、タメ口で喋る方をテレビではよく見かけます。

 これを不快に思う方が心が狭いというような風潮ですが、不快にさせない

 綺麗な言葉遣いは必要なのではないかと感じました。


⑤結論から話す

 YESなのかNOなのか、前置きをだらだら喋るより結論しっかりと

 伝えるべきです。交渉に対してNOであるならば、何故NOなのか、

 話し合える時間が生まれる方が大切だと感じました。


以上、今回の講話で感じたことです。

社内でのコミュニケーションが上手く取れていれば、労働者の変化や

不調など気づきやすくなり、部下や後輩も相談しやすくなるのではと

思いました。

従業員は健康で働きたい、経営陣は従業員に健康で働いていて欲しいと

思っています。

互いの気持ちは一致しているはずなので、コミュニケーションの取り方を

改めて勉強しようと感じさせられる労働衛生大会でした。

宇都宮からはちょっと遠かったですが、行って良かったと思いました。


この準備期間でしっかりと対策に対する総点検を行っていこうと思います。



株式会社 弘和道路