こころとからだの健康職場

全国労働衛生週間の最終日となります。

私も年に一度この時期は、労働衛生大会などに参加し、

再認識するよう努めています。

建設業界は、労働災害に係わる事故の危険が多く存在します。

怪我だけでなく、心のケアも大事だと改めて考える時期でもありました。


この全国労働衛生週間というのは、昭和25年(1950年)から実施

されているそうです。

今年で73年目という、とても歴史のある活動です。

同時に、常日頃考えておかなければいけない永遠のテーマなのだろうと感じています。


時代というのは変化をし続けるものです。

社会の変化に伴い、会社も多様化してきています。

女性も働きやすい環境が少しずつ整備されてきているのでしょうが、まだまだな部分も多分にあります。

そもそも現場作業員として志望される女性は少ないです。

肉体労働はフィジカルの部分で性差が出てしまい、大変なのはよく分かります。

強い日差しの中、作業を続けるとどうしても日焼けをしてしまうこともあり、女性には辛いことだと思います。

ただ、これは男性にも当てはまることなのではないかと、今年の夏に思わされました。


甲子園で、ある高校生が指摘されている記事を読みました。

その少年は白く綺麗な肌をしており、毎日日焼け止めを塗りケアしていると答えていました。

『高校球児らしくない』

という無粋な声が届いていると残念なことが書いてありました。

しかし、その少年はしっかりと答えてくれました。

『日焼けというのは、火傷なんです。そこに疲労回復が使われるから、しっかり日焼け止めを塗るようにしています。』

高校生ですが、とてもプロ意識を感じる答えでした。


なるほど、我々男性もしっかりケアすべきだと、

日焼けをどこか甘く考えていたなと反省しました。

日傘を使用しているのも、大半が女性です。

私は昨年の夏から日傘を使い始めました。

本当にびっくりするほど体感温度が全然違うんです!

日焼け以前に、直射日光から身を守るのは肉体疲労において

とても大事なことだと感じたので、使い続けています。


労働衛生に係わることを、また一つ学べたと思います。

日傘は難しいですが、建設現場における日陰の確保、

作業員の日焼けのケアなど、労働環境にとって重要な整備

だと感じております。


やっと、暑い日々が終わりかけているなと感じるこの頃です。

油断せず労働衛生に邁進していこうと思います。



株式会社 弘和道路