雪と舗装工事

New

 花粉も多く飛び始め、暖かさを感じられるようになった今日この頃ですが

いかがお過ごしでしょうか。

 冬が終わり、昨日では愛媛、本日は名古屋が桜の開花宣言を行いました。

春の兆しを感じられる様になってきましたが、先週栃木県宇都宮市では積雪10cmを超える大雪が観測されました。

10cm超の積雪は、宇都宮ではなんと21年ぶりだそうです。

この日は交通機関や道路状況に多大な影響が出ました。

弊社も工事現場での作業が予定されていましたが、全面中止と決断いたしました。


私はというと、雪の降る中、会社の駐車場の雪かきにせっせと励んでおりました。

夜中から降り始めかなりの積雪量ではありましたが、午後には日差しが現れ、

翌朝にはほとんどが溶けてくれました。



積雪は舗装工事の品質や工程に大きな影響を与えます。

どのような影響があるのか以下のポイントにまとめてみました。




1. 施工品質への影響


● アスファルト舗装

・温度低下で締固め不足

 アスファルトは高温で施工するため、雪や低気温により急速に冷えてしまい、

 十分に転圧できません。


・接着不良(剥離)

 路面に雪や氷、水分があると、新しい舗装がうまく接着せず、はがれやすくなります。


● コンクリート舗装

・凍害(凍結による破壊)

 打設後に凍結すると内部の水が膨張し、ひび割れや強度低下を引き起こします。


・硬化遅延

 気温が低いと硬化が遅れ、設計強度に達するまで時間がかかります。



2. 工期への影響


・作業中断・延期

 降雪や積雪により作業そのものができなくなる


・除雪作業の追加

 施工前に雪かき・凍結除去が必要


・養生期間の延長

 コンクリートの保温養生などで工期が長くなる



3. 安全性への影響


・作業員の転倒・事故リスク増加

・重機のスリップや操作性低下

・視界不良による施工ミス




4. コスト増加


・除雪・凍結防止剤・加熱装置などの追加費用

・工期延長による人件費増加

・再施工(品質不良時)のリスク



まとめ

 いかがでしたでしょうか。

積雪は「温度・水分・安全性」の3点で舗装工事に大きく影響し、

品質低下・工期遅延・コスト増加を招きます。

そのため、冬期施工では通常以上に厳しい管理と対策が必要になります。


冬期施工で失敗しやすい原因は以下の3つです。

・温度不足(冷えすぎ)

・水分混入(雪・氷・雨)

・養生不足


成功のコツは、

『施工前に乾燥・施工中に温度維持・施工後に保温』


冬期施工は天候による急な中断を前提に計画しなければなりません。

余裕のある工程設定や、天気予報のこまめな確認も必要です。


自分で言っておいて何ですが、

・・・余裕のある工程設定とは現状なかなか厳しいものです。

ですが、安全第一は大前提です。

無理な施工は避け、安全管理を徹底しましょう。




株式会社 弘和道路