2024年も残すところあとわずかとなりました。
皆さんにとって、この一年はどんな年でしたでしょうか。
学びと試練の多い一年であったと痛感しているところであります。
◆今年の出来事による舗装業界への影響
1.能登半島地震
元日には石川県能登地方で大きな震災に見舞われました。
東日本大震災を経験している身としては、震災の恐怖は十分に理解しています。
普段からの災害の備えをしっかりと行うようにしていこうと思う次第です。
能登半島の多くの幹線道路は9割ほど復旧したらしいのですが、
まだ片側通行の場所多く、各地で渋滞が頻発しているそうです。
その影響で、復興に欠かせない砂や砂利など資材の運搬の妨げになってしまっています。
とても歯がゆい思いです。
震災、災害、事故の備えは普段の現場作業でも言えることです。
慣れからくる甘えや、工期に追われての焦りなど日々の現場は著しく変動します。
昨日と同じ作業のはずなのに、進捗も変わってきたりします。
特にこの時期は日の入りが早く、あっという間に暗くなってしまいます。
季節によっての安全対策を対応できるよう、日々の学びが必要です。
2.ガソリン価格大幅値上がり
日本の政治も総理大臣が代わるなど、大きな動きがありました。
直近ですとガソリンの値上げが舗装業界にとってはかなりの痛手です。
アスファルトにしてもディーゼルにしても全て原油から生産されていますので、
全ての材料費、燃料費が軒並み上がることとなります。
ガソリンが高い高いと言っていたのに、下がるどころか10円程度値上がりしました。
さらに、来年の1月16日からはさらに補助金を減らし、5円程度上がります。
今後はさらに、効率化とコスト削減への動きが増していくことでしょう。
エネルギーの多様化と代替エネルギーの利用が待ち望まれます。
◆舗装業界の明るい話題
辛く暗い話ばかりではやっていけません!
舗装業界も技術革新や持続可能性への前向きな進展があります。
1. 環境に優しい「再生アスファルト」の導入
リサイクル技術の進展
近年、アスファルトの再利用が進んでおり、既存のアスファルトを再生して新しい舗装に活用する技術が注目されています。これにより、廃棄物の削減や原材料の節約が可能となり、環境負荷を低減することができます。
環境に優しいアスファルト材料
環境意識の高まりとともに、植物由来の原料を使った「バイオアスファルト」や、CO₂排出量を抑える「低炭素アスファルト」の開発が進んでいます。これにより、舗装業界でもエコ意識の向上が見られ、持続可能な社会への貢献が期待されています。
2. 長寿命化技術の進化
耐久性の向上
最新の舗装技術では、アスファルトの耐久性や耐摩耗性を向上させる方法が開発されています。これにより、道路の補修頻度が減少し、長期間にわたって高品質な舗装を維持できるようになっています。特に、高速道路や重要な交通路では、より長期間の使用を見込んだ舗装技術が導入されています。
4. インフラ整備による地域活性化
地方創生と舗装業界
新しい道路の開発や既存道路の改修工事が進むことで、地域経済の活性化が促進されています。特に地方や過疎地では、インフラ整備が観光地のアクセス改善や物流の効率化を促進し、地域産業を支える重要な要素となっています。これにより、舗装業界は地域活性化にも貢献しています。
宇都宮ではLRTの西側延伸の話が出ております。
地域が発展していくことを祈るばかりです。
5. 働き方改革と業界の人材確保
デジタル化と作業効率化
舗装業界でもデジタル化が進み、作業の効率化が図られています。例えば、ドローンを使用して工事現場の進捗を確認したり、3D設計を活用して精度の高い舗装を施したりする技術が導入されています。これにより、作業時間の短縮や安全性の向上が実現され、現場で働く人々の負担が軽減されつつあります。
若手人材の確保
業界内で働き方改革や福利厚生の改善が進んでおり、若手人材を引き付けるための取り組みが強化されています。例えば、より柔軟な働き方やキャリアパスの提供が行われ、舗装業界に対する若い世代の関心が高まっています。
弊社といたしましても、人材の確保に力を入れております!
・資格取得制度(全額会社負担)および資格手当有り
・施工管理技術試験自社講習有り
・定期昇給有り
・賞与(業種、個人実績に応じて)有り
・交通費支給
・有給休暇有り
・退職金制度有り
などなど、しっかりと稼ぎ成長していける会社であります。
働き方なども一人一人柔軟に対応していきますので、
お気軽にご連絡ください。
ホームページからでもお電話でも構いません。
地域創生や活性化など、人の為となるインフラの整備を一緒に歩んでいきましょう!
今年も大変お世話になりました。
皆様の支えがあり、こうして新値を迎える準備が出来ました。
来年も何卒、よろしくお願い申し上げます。
株式会社 弘和道路